変わらない。
伝統を守る。
いろいろなものが変化している中で、不変という変化もあっても良い。
ザ・フジヤでいただいたディナーはそんな感覚になりました。
透き通ったコンソメスープに、手間隙のかかったビーフシチュー。
それら伝統の一品たちは、昔からこの味であまたの人々が舌鼓を打ってきたんだなぁという味。
目の覚めるような美味しさというわけではないけれども、どれもおいしい。
初めて食べたんだけど、懐かしさを感じる。
昔からの製法を守って作られたそれらは、程よい距離感のサービスや、インテリアのつむぎだす空気感と相まって、時間という体験をさせてくれる。
クラシックホテルを感じるということを実感たひと時。
ガストロノミーとか、最近の料理の発展は目覚しいけれど、伝統の製法、味というのも良い。
休館明けも、この味、この空間を味い続けられると良いな。
銀のカトラリーとホテルのプリントされたお皿
前菜
コンソメスープ こんなに繊細なものは初めて
魚
肉 伝統のビーフシチュー
デザート