東京駅の八重洲から銀座にかけて、日本風カレーもありますが、ちゃんとしたインドカレーも多くあります。
北はロティやチャパティ、日本ではナンを中心としたパンを主食にオイルベースの粘度のあるカレーを食しますが、南インドは米を主食にさらっとしたカレーを頂きます。
さらっとしたといっても、ココナッツミルクやナッツを使ったものも多いので、味の厚みは北も南も変わらずといったところですかね。
米がメインの南インドは、最近やっと出てきたビリヤニもあり、もちもちした短粒米よりも、ぱらぱらした長粒米にそれらのスパイスを染み込ませて頂く方が私は好きです。
仕上げにパパドゥ(豆ペーストの煎餅みたいなもの)を砕いて混ぜたら最高においしい。
ダクシンは南インド料理で、"南インド風"では無く、ちゃんと南インド。
5つ星ホテル出身のシェフがウデを振るっているそうで、辛味は少し抑えてあるものの、スパイスの厚みや素材の生かし方は絶妙。
ランチでの利用でしたが、ミールス、ビリヤニ、ドーサと南インド満載のラインナップ。
調査はしていませんが、インド人シェフのお店はボリューム満点のお店が多い傾向。
品数は変わらないかもしれませんが、オイルの使い方であったり、盛り方であったりと豪快にやって頂けるのでうれしい。
今回は3つのランチすべて頂きましたが、さすがの味。
もう少し厚みのあるスパイスを効かせても良いですが、ここは日本、十分な調合。
現地で頂いたそれらを思い出すには十分な完成度。
ミールスにロティは無くても良かったですが、ちゃんとバスマティライスですし、ライタも付いてるし、ポイントがしっかり押さえられています。
ドーサももう少しパリッと焼かれていると「おっ」と思えますが、オイルをしっかり使って焼き上げられ、マサラも入ってしっかり南インド。
周辺に行列を成す有名店がありますが、メインストリートではない上に地下にあるためか、繁忙時間でも比較的スムースに入店可能。
既に有名かもですが、穴場を見つけた感じですね。