まだ見ぬインド料理は沢山あると思いますが、人生で一番のインド料理に出会いました。
南インドのチェンナイにある高級ホテル「タージクラブハウス」内のレストラン「beyond indus」。
現地のとある社長に連れて行って頂いたので、最終の金額はわかりませんが、一人平均予算が3,000ルピーと、現地の物価からしたら相当高価な設定。
ドリンクのオーダー後にコース料理のスタート。
まずはパパドとディップ的なものでスタート。
甘めの濃度の高いヨーグルトと、タマネギのマリネのようなもの。
次はティッカ。
ブロッコリー、鶏肉、海老、パニール、ラムの5種類。
それぞれの素材に合わせたスパイスを施され、タンドールで火入れたそれぞれの素材。
ひとつずつ、好きなだけサーブいただき、通常だったらコレでおしまいと言うほどのボリューム。
ティッカが終わると、お待ちかねのメインコース。
北インド風のミールス。
下の写真の左からパニール、アルー、マトン、バターチキン、ダル、プラウンと6種類。
アルーは少し緩めの日本風のよう。
プラウンは水気が少なくティッカのようでしたが、それよりも含水量が多い感じ。
その他も、クリーミーなものからオイリーなものと、どれも濃厚な味。
特にダルはここの名物でもあるそうで、今までに出会えたことの無いような幸福。
濃度の高いソースで、辛くも甘くも無く、クリーミーな味。
高脂肪生クリームにそのまま味を付けとろみを出したようなイメージ。
インドカレーのスパイスを表現する言葉は難しいですね。
パンも好みのものをオーダーでき、インドカレーを堪能できました。
ターリーの間に、社長の計らいでドーサとプーリーもオーダー。
小さめとお願いしたのに、ほぼフルサイズで登場。
ドーサは伝統の食べ方と言うことで、ココナツとマンゴーのチャツネと共に。
プーリーは先のアルーカレーをもう少し柔らかくしたものと共に。
本来軽食扱いのため、出来たてで供されるプーリーはなかなか味わえないが、今回は揚げたてで温かく、程よい甘味があり、街場の食堂との違いを見せつけていただきました。
シメにはマトンビリヤニ。
全体的にオイリーで、ボリューム以上におなかに溜まっていましたが、ライタを混ぜてあっさりとした味に調整。
この調整が出来るのがインド料理のよいところですね。
そして最後はインドのアイス「クルフィ」と「ハルワ」
クルフィは練乳、牛乳、シナモンと他スパイスにナッツを混ぜて冷やし固めたもの。
コレに、すりおろしニンジンに牛乳、バター、ナッツ、甘味を加えたペースト状のハルワ添えて。
構成がオイリーなものが多かったため、甘味のレベルは高いですが、オイル感が少なくさっぱりと感じました。
甘いものは別腹とばかりにコレもお代わりを。
北から南まで、インド最高峰の料理をいただけるすばらしいレストランです。