浅草「ちんや」
店主が「適サシ肉」宣言をし、話題となりましたね。
要するに、A5ランクの12番目とか11番目と言ったサシの多い肉ではなく、適度にサシの入った肉のほうが本来の味が楽しめると言った感じだったと思います。
個人的にも脂の味も好きですが、多すぎると肉の味が薄くなり、肉を食べていると言うより脂を食べている気がして、その肉の持っている味の楽しみが減ってしまう気がします。好みの問題と言われればそれまでですが。。。
この言葉、商標登録中らしいです。
入店後は老舗らしく、テーブルごとに仲居さんが付いてくださり、サービスいただきました。
流れとしては、最初はサービスいただき、一回りすると後はご自由にと言った形で残りの野菜やお肉を自分で調理するスタイルです。
最初のオーダーで赤身肉のみの「椿」を、2回目に適サシ肉とのミックスで「楓」を頂きました。
まずは「椿」。見事なツラをしてます。
赤身といっても十分なサシが入っていて、肉を食べていると言う感覚を楽しめます。
サービスしてもらってなんですが、ちょっと熱が入りすぎのような。。。
割り下が沸いてしまったところを見ると、80度は超えているでしょうか。
この肉でステーキにしたら贅沢だなぁと思いながら、それはそれでおいしく頂きました。
続いて「楓」。先ほどの赤身と「適サシ肉」のミックスです。
椿の途中から自分で調理しましたが、やはり火入れは大事ですね。
適サシ肉、「うまい」の一言。
脂と肉のバランスがすばらしく、双方の甘さ、旨さを感じられ、噛み応えもあるが、とろける感覚も引き出されています。
薄切り肉はこのくらいの脂があったほうが美味ですね。
付け合せも、しらたきを乾煎りする等、一つ一つ丁寧に仕事をしてくださり、とても優雅な時間を過ごすことができました。
ちなみに、写真は「椿」です。